ワーママの転職、その後
前回記事からすっかり間があいてしまいました、、
10月1日に無事?新しい職場で新しい仕事をスタートさせました。
結論から言えば、
転職してよかったことばかり
です。
今のところ。
ワーママとしての転職、
時短勤務からフルタイム、
職種も変わる(人事から人事コンサル)、
と、懸念になる要素はありましたが、それ以上によかった理由は以下。
- 働き方が柔軟になった
- やりがいのある仕事
- 職場の理解
それぞれ説明しますね。
1. 働き方が柔軟になった
時間場所固定の働き方から、フルフレックス、リモートワークOKになりました。
正直恵まれている環境で、まだまだそういう会社は少ないと思うので、私はある意味ラッキーかもしれません。
でもこれも、転職先を選ぶときに妥協しなかった結果でもあります。
働き方の柔軟度は、ワーママのいろいろな可能性を広げると思います。
おそらく、私を含めて多くのワーママが、ただただ短い時間で働きたい、なんて思っているわけではないと思います。
単純に、保育園のお迎えの時間が決まっているのでとにかくその時間は死守しなければいけないことと、子どもといる時間はちゃんと大事にしたい、ということじゃないかと。
もともと、朝9時ぴったりに席に着いていることに、何の意味があるのか?と思っていたので、働き方の柔軟性はもしかしたらワーママかどうか以前の問題かもしれません。
もし仕事が終わらなければ朝早くや夜に仕事をすることもあるし、アポやミーティングがあればもちろん行きます。
でも、なんで日本人て、台風でも大雪でも這ってでも会社行くの?って。無駄すぎますよね。
ちょっと話がそれましたが、今私がどういう働き方をしているかと言えば…
一応9-18時のフルタイム勤務ではありますが、フルフレックスのリモートOKなので、出社する日は朝は8時半くらいに着くように行き17時過ぎに出る(←保育園の預かり時間の都合上)を基本として、直行直帰はもちろん、アポやMTGがなければ全く出社せずに自宅作業にすることもあります。逆に帰ってから、残務処理することもあります。
必要なとき必要な分働き、移動時間も無駄がないのでかなり働きやすいです。
転職前は一応9-16時の時短にしていましたが、気持ち的にも物理的にも、今の方が格段に良いです。
労働時間の”長さ”の問題じゃないですね。
もちろん、職種や業務内容によっては時間管理型の方がはまる場合もありますが、そうでない場合はもっと柔軟な働き方にした方が生産性が上がることが多いのではと実感しています。
2. やりがいのある仕事
前職では、出産後に復職してからというもの、産休以前に比べて、なかなかチャレンジングな仕事の機会がなくなっていました。
そうなってしまった理由は、
・残業が当たり前の長時間を前提とした働き方
・それを是としているカルチャー
だと思います。
前職は本当に遅くまで残って仕事をしている人が多かった。私も子供が生まれる前は、毎日のようにだいたい22時〜24時くらいまでは仕事してました。
なんなら、妊婦の期間中もずっと。(←本当によろしくないロールモデル)
つまり。
9-16時という労働時間だと、実質、夜中まで残業している人の労働時間のほぼ半分くらいしか働いていないことになるんですよ。
相対的に、絶対的な時間的ディスアドバンテージの状態なんです。
どれだけ効率的に仕事をしても、無駄を削ぎ落としても、倍働く人には敵わないわけですよ。だって、仮に全く同じ能力の人がいたら、倍の時間働けば倍の仕事ができるわけなので。(概念としては)
そうすると、必然的に追加の仕事や新しい仕事は任せられない(と思われる)ので、その時間で終わる仕事、慣れている仕事に終始することになります。
それがカルチャーになっているのか、そういうカルチャーだからそうなるのか。それはニワトリタマゴですが、長時間労働が常態化している会社って少なからず、そういうカルチャーなんだと思います。
カルチャーといえば、フロントのメンバーなんかは、20時くらいに帰ろうもんなら、
「あいつ、達成もしてないのに早く帰る」
とか言われちゃうんですよ。
…いやいや、そもそも、達成と残業ってイコールじゃないし、イコールだったらそれはそれでいろいろ問題だしっていうね。
とにかく、人の能力やキャリアを考えてどんな仕事をさせるかよりも、人をただのコマやピースと捉えるからそうなるんじゃないでしょうかね。
おっとー、会社の悪口になるからこれ以上はやめよう。
とにかく、そんな状態で、時間内で終わる見積もりがたてやすい、それほどチャレンジングでない慣れた仕事を延々とやっている状態でした。
その状態では自分のキャリアやスキルアップにならないと感じていたので、新しいチャレンジができるようになったことはとても大きいですね。久しぶりにちゃんと頭を使っている感覚を味わっています。笑
3. 職場の理解
今の職場は小さい子供を持つワーママ、パパも多く、仕事ではしっかりとパフォーマンスを出すことは前提としながらも、家庭とのバランスを重視しているプロフェッショナルな方ばかりです。
皆そうだからか私の家庭の事情のことを気にしてくれて、むしろかなりびっくりしたのと同時に、逆にとても先進的だなとも思いました。
上記の1、2とも相まってですが、どうしても発生してしまう子供がらみの事情(熱出した、とか学校のイベントが、とか)に必要以上の変な気を使わなくてよくなりました。
私も入社早々に、子供の区の検診があって、平日昼間の日時指定で行かなければならなかったのですが、その日は在宅勤務にして、検診前後の時間は業務に充てられました。(検診で聞いたら、やはり他のお母さんたちは午後休とか、会社休んで来ていたみたいでしたが。)
そこにいちいち申し訳ながらなきゃいけないないこと自体がストレスになると思うので、世の中の会社でまわりからのそんな目がなくなるといいですね…
だってその分はちゃんとどこかで働いているわけだし。
これから、女性はもちろん、様々な事情の人を活用しなければいけなくなるし、ダイバーシティが進んでいけば、これまでのような画一的な働き方からは変わってくるはずだと思います。
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というわけで。
やりがいのある仕事と働きやすさはトレードオフではない
と言いたいです。トレードオフであるべきではない。
ワーママの中には、その両方を取ることは難しいと思っている人もいるかもしれません。が、確実に世の中は、ワーママ含むダイバーシティな社会、組織に向かっているので、ワーママにとってもより良い状態になっていくはずだと思っています。すでに進んでいる人も会社も少なからずあるし。
そしてワーママの環境も、先人達が道を拓いてきてくれたおかげで、数年前よりはよっぽど整っていると思う。
だから、今私たちがしっかり社会や組織に貢献することが大事で、それがこの先の道を拓いていくことになるんだと思います。
私も改めてがんばります。