森且行さんにムネアツした話
最近話題になっていた元SMAPの森且行さんの日本選手権優勝。
すばらしいなーと思ってみていました。
すばらしい、と言っても、 私はオートレースのことを全然知らないので、技術的なことやレース展開のことについては何も言えないのですが 、アイドルからキャリア転換してオートレーサーになって頂点を極めた、という、その人生の選択と結果がに胸が熱くなりました。
最近年を取ったのか涙もろいのでね、 ほんといろいろ想像するとジワっときます。笑
調べてみたら、オートレーサーに転向したのって1996年なんですね。
私が高校生のときってことか。ということで、まさに私はSMAP 世代。
当時、オートレースのことなんて今以上にわかっていなかったし、 キャリアや仕事のこともわかっていなかったので、ただただ、SMAPをやめてまで、なんだかよくわからないこと(←笑) するなんて、そんなことあるんだ!? とびっくりしたのは覚えています。
人気グループのアイドルなので、 若くして名声も得ていたでしょうし、一般的に見れば社会的、経済的にも成功していたとも言える状態から、それを捨てて一から新しい道に飛び込む、ってすごくないですか?
と、今考えても思います。
それだけ、オートレースというものが夢だったのでしょうし、モチベーション高く20年以上もがんばってこれたのだろうな、と。
それだけやりたいことがあるって、これまたすごいなー、と思います。
私は職業柄、たくさんの方々のキャリアに関わってきましたが、こういう意志を持ったキャリアチェンジというのは、すごく応援したくなります。
特に成功体験があるならなおさら、違う道を選択することってすごく大変だけど、それ以上に強い思いがあるということだと思います。
だからやっぱり「想い」がある人は応援したいと思うんですよね。
私は、もっと世間体や常識に縛られずに、もっと自由に職業選択をしてもいいと思っています。
年齢に関わらず※チャレンジができて、仮にそのチャレンジがうまくいかなかったとしても、ちゃんと再起ができる社会が理想。
もちろん、そのための努力や意志が大前提なんですけどね。
だって、そうじゃないと、みんな死んだ魚の目をして、 好きでもない仕事をして、定年待ちをしている、 気の抜けたサラリーマンになっちゃうでしょ。
というわけで、アイドルからの転身から20年以上の時を経て、その道の頂点を極めた人を見て、改めて、選んだ道が正解だったかじゃなくて、「正解にする」ってことなんだって思うわけです。
※最近、「エイジズム」が私の気になっている問題のひとつ。 これについてはまた書きたいと思います。