無意識のジェンダー意識の刷り込み
無意識のジェンダー意識の刷り込み、なんて大げさかもしれませんが、パンツの話です。笑
娘は2歳で、トイレトレーニングも順調に進んでいて、最近いわゆる【おねえさんパンツ】なるものをはくようになり。
保育園用にパンツを新調するために、娘に「何のパンツがいい?」と聞いたら、「んー、トーマス!」と返ってきたんです。
本人が気に入ってはいてくれるのが一番なので、オーケーオーケー、トーマスね!と思って探したんですが、ないんですよ、女の子用のトーマスのパンツ。
いちおう、男の子用の【おにいさんパンツ】はブリーフ型になってるから、子供用とはいえ女の子用とは形が違うようで。女の子用のパンツの型にトーマスの絵柄が描いてあるものはないか、と思ったわけなんですが、要するにこれがないわけなんです。
まぁ、メーカー側からすれば確実に売れるものを作りたいだろうから、男の子用はトーマスのパンツを出す、というのはよくわかります。
そこを非難したいわけでは全くなくて、乗り物=男の子、プリンセス=女の子、的なものって、逆に、そういうものに触れる機会が多くなるから好きになるという図式でもあるのではーと思うわけです。身近な方に愛着を持つこともあると思うので。
今のところ、うちの娘は、一般的には男の子が好きとされるような、トーマスも電車も虫も野球も好きなんですよね。
だから、トーマスがいいと言うならトーマスでもいいよって思ってるんですけど、パンツだってお洋服だって、女の子用のトーマスはあまりないので結局キティちゃんになっちゃったり。(逆に男の子用のキティちゃんってないですよねー)
ちなみに、私のまわりには、家にテレビを置かない人や、子供には見せるものを限定している人がチラホラいますが、うちは、Eテレの番組や、アンパンマンなど、子供向けの番組も特に何も制限をしていないので好きなものを見ています。
見る時間は多少気にはしているのと、スマホでYouTubeは際限ないので見せないようにしていますが、Eテレってよくできてると思うので子供には適度に刺激になっていいなと思ってるくらいです。
トーマスも普通によく見てます。
子供には、いろんな先入観を持たせずに育てたいなーと思っているんですが、
「女性だから」「男性だから」
「男らしさ」「女らしさ」
みたいなことって、こういうちょっとしたことから無意識的に育まれてしまうのかも、と思うのでした。
というわけで、令和になったところで、パンツの話題から始めてしまいましたが。笑
うちの娘は平成生まれですが、きっと令和という時代で青春を過ごすことになるのかな。娘が生きる時代が、平和で公正で、もっと自由で柔軟な発想で生きられる世の中でありますように。
上野千鶴子先生の東大入学式での祝辞からの回想
上野千鶴子先生の祝辞が話題になってますね。
上野千鶴子先生を来賓として祝辞を読ませた東大の意図というか意思もすごいな、と思います。
賛否両論あるようですが、私も個人的な経験とオーバーラップする部分もあり、共感もしたし、まだこんな世の中なんだという憤りがフツフツと再燃… な内容でした。
私が最も共感しているのはこの部分。
あなたたちはがんばれば報われる、と思ってここまで来たはずです。ですが、冒頭で不正入試に触れたとおり、がんばってもそれが公正に報われない社会があなたたちを待っています。そしてがんばったら報われるとあなたがたが思えることそのものが、あなたがたの努力の成果ではなく、環境のおかげだったこと忘れないようにしてください。あなたたちが今日「がんばったら報われる」と思えるのは、これまであなたたちの周囲の環境が、あなたたちを励まし、背を押し、手を持ってひきあげ、やりとげたことを評価してほめてくれたからこそです。世の中には、がんばっても報われないひと、がんばろうにもがんばれないひと、がんばりすぎて心と体をこわしたひと...たちがいます。がんばる前から、「しょせんおまえなんか」「どうせわたしなんて」とがんばる意欲をくじかれるひとたちもいます。
私が大学を卒業して社会に出たのは2000年代前半の就職氷河期でした。
そしてそのときに私も、女性として、「がんばっても報われない」をまざまざと感じたことを、改めて思い出しました。
もっとも、私は東大卒ではなく、いわゆる早慶的な私大(つまりどちらか 笑)でしたが。それでも、就活も同級生の男子となんら変わりなくしていたつもりでした。が、そんな私を待っていたのは、
- とある大手損保の面接が、同級生男子たちはとっくに始まっていたのに、私が呼ばれたのは1-2週間経ってから。そしてそこには私と同じ大学の女性と、少し下の大学群(←大変失礼な表現ながら、この会社がそのように候補者を区分していたという意味で、ここではあえてこのように表現します)の男子学生が集められていた。女性というだけで二軍扱いなのだ、と悟った。
- とある大手メーカーにエントリーしたら、秘書はどうか?と言われ、面接に行ったら女性ばっかり集められていた。それって勝手にコース違うの?という疑問。
- とある大手総合商社の英語の試験に、同級生男子と受けに行ったが、その後私にだけ連絡が来なかった。ちなみに私は海外経験もあり英語はできた(なんならその子に私の回答をカンニングさせてあげていた←これはこれでアウトだが)ので、試験の結果だけとは考えにくい。都合よくスクリーニングするための理由にするだけだと理解した。
などなど…。
えーー、まだそんなこと、露骨にやるんだ、、と。
想像してた以上に、明らかに差別されている、と感じました。
もちろん、上記の会社でも女性は採用されているはずだし、自分の実力不足だったのだと思います。そこを棚に上げるつもりはありません。
ただ、実力だと言ってしまえばそれまでですが、上野千鶴子先生も触れている医学部の入試不正問題と同じで、違う力学が働いていたことは事実で、確実に機会は平等ではなかったと思います。
当時はまだ今ほど企業も女性の採用には積極的でなく、一定数女性も採らなきゃいけないから一応採る、くらいの温度感だったな、と思います。
結局、そんなにウェルカムに思われてないところで余計なエネルギーをつかうより、女性でもまっとうに戦えそうなところに行きたいと思い、女性がメインのカスタマであるFMCG系のメーカーに就職しました。
今になって思えば、今私がHRの仕事をしていることも、女性のキャリア支援をひとつのテーマにしていることも、このときの就職活動の経験が大きな動機のひとつになっています。
でも、やっぱり上野千鶴子先生がおっしゃったように、
あなたたちが今日「がんばったら報われる」と思えるのは、これまであなたたちの周囲の環境が、あなたたちを励まし、背を押し、手を持ってひきあげ、やりとげたことを評価してほめてくれたからこそです。
なのだと感じています。
本当に、両親や周囲で支えてくださった方々あってこそです。
先生の言う、ひとびとを助ける、なんておこがましいですが、大学の祝辞でこのようなメッセージを発信しなくて済む世の中になるように、私も何か一石を投じられるようにがんばります。
ワーママはやっぱり朝型がいい?
ワーママって朝派が多いですよね。
私の周りだけでしょうか?
朝、子供が起きる前、それも超人たちは3時とか4時とかに起きて、ひと仕事終えてから子供を起こすっていう。
あまりにもそんな話をたくさん聞くもんだから、子供が生まれる前は、ママになったらそんな生活ができるようになるんだ…!とひそかに思ってたんですが。
言っていいですか?
すいません、私、いまだにがぜん夜型です。。
思えば、受験のときだって、期末試験のときだって、働き出してからの残業だって、いつだって夜型だったわけで。
早起きがそんなに得意ではない、ということもあるんだけど、どちらかというと後ろの時間が決まっていることにソワソワしちゃって。
◯時までに勉強を終わらせて学校に行かなきゃ行けない、とか思うと、時間が迫ってくると気になって集中力が削がれる気がする… みたいな。
結局、人間ってそんなに変わらなくて。笑
ママになってからも、朝早く起きて仕事や家事をするにしても、会社に行くまでに家事が終わらなかったらどうしよう、とか思っちゃう。
だから夜に全部済ませて心置きなく寝たい、という派(どんな派よ)です。だから、洗濯も掃除も食器洗いも夜に全部やってから寝ます。
そんな話をすると、ママ友たちは、でも寝落ちしちゃうんだよねー、寝落ちしないなんてすごいね、って言うんですが。
違うんです。たしかに、寝落ちはほとんどしたことないけど、寝落ちした後に朝起きてから追われるように残務処理をすることを想像すると、恐ろしくて寝落ちできないだけなんです。
でも…
きっとそういう制約の中から工夫って生まれるんですよね。ここで言えば、時間がないという制約の中でいかにしてミッションコンプリートするのか。
これって、ほら、イノベーションは制約の中から生まれるっていうアレですよ。
イノベーションを起こすには「制約」が必要である 『イノベーションは日々の仕事のなかに』の著者、パディ・ミラー氏に聞く | DHBRインタビュー|DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー
ワーママって、生産性が高いってよくいうけど、高くならざるをえない状況だから、磨かれてそうなっていくのよね。
ママになったからって自動的に生産性があがるってわけじゃない。笑
つまり、夜に、終わりの時間を決めずにただ終わるまで家事や仕事をするだけだと、結局何かあれば時間を延長する(=自分の睡眠時間を削る)というソリューションに頼ってしまう。
そうすると、制約の中で何かを生み出すということをしなくなってしまうので、イノベーションなんて生まれようがないんです。
…全部私のことですけど。笑
一口にワーキングマザーといっても、こういうところでビジネスマンとしても差がつくのかも知れないですね。
さて、、何から改善するかなーーー
参考までに。ちょっと前の記事ですが、、森本千賀子さん。さすがです。
共働き世帯の子供の習い事問題
うちの娘は今2歳なんですが、2歳児ってのは、まぁ羨ましいくらい可能性のかたまりでしかなくて。
何でもすぐに吸収して、昨日出来なかったことがいつの間にか出来るようになっていたり。
何でも次から次へと新しいことをマスターしちゃうもんだから、逆にいったい何に才能や適性があるのか、無限大すぎてわかりません。笑
で。
この子の才能があること、いや、才能がなかったとしても、この子が興味があることであれば、心ゆくまでやらせてあげたいと思う親心。
そのためには、興味の対象を見つけるまで、いろんなことを体験させてあげたいなぁ、と。
運動か、音楽か、アートか。全然違うことか。
もっと言えば、運動系ってひとことで言っても、水泳をやるのと、体操をやるのと、サッカーをやるのと、はたまたバレエをやるのと、なんて、使う筋肉も違えばスタイルも違くて、やってみないと、どれがいいかなんて全然分からないわけ。
なので、最初はいろいろ体験させてあげて、その中から続けたいものを続けられるのがいいかなーと思っているんですが。
…なかなかないんですよ。
土日に気軽に体験に行ける、子供向けの教室が。
あってもだいたい平日なんですよね。
平日日中は働いてるので、毎回はさすがに難しい。
子供が興味を持つきっかけすら作るのに苦労する状況で。非常に悩ましいです。
ちょっと前の記事にこんなのがありました。
3人に1人が断念… 共働き家庭に広がる子どもの“習い事格差” - FNN.jpプライムオンライン
こちらは、共働きの場合、「送迎」が課題になるという内容ですが。習い事には前向きなのに、すんなりはいかないようですね。
もう、共働き夫婦なんて当たり前になってるんだから、それでも利用できるサービスがもっと出てきてくれないかな!
仕事復帰後の会社での搾乳事情
私が密かに復帰前に頭を悩ませていた問題が、
会社でどうやって搾乳したらいいのよ!?
ってことです。
どこで、どう取って、どう隠して、どう冷やして、どう持って帰ってくるのー???とナゾだらけでした。
私も復帰前はいろんな方のブログを読ませていただきました。オフィス環境などによっても違うと思いますが、同じようにできそうなことをちょっとずつ参考にさせてもらい、取り入れさせてもらって乗り切りました。
それでもやっぱりそういう情報ってけっこう少なかったんですよね。
なので、私も誰かの役に立てばと思い、ブログを始めてから書こうと思っていたネタのひとつだったのですが、そうこうしていたらすっかり卒乳してから結構経ってしまいました…。
今のうち、忘れないうちに書き留めておきたいと思います。
…と前置きが長くなりました。
復帰時点の状況について
私が仕事復帰したのは娘が9ヶ月のときでしたが、子供もまだ母乳を飲んでいたし、無理やり断乳という選択はしたくなくて、どうにか続けられないか、と思っていました。
一方で、当時勤めていたのはベンチャー企業で、もちろん搾乳できそうなスペースや余分な会議室なんてなくて、場所も悩ましい状況でした。
そんな中での私の搾乳の前提としては、
①通っている保育園が冷凍母乳OKだったので、せっかく取ったものは捨てずに持って帰りたい
②搾乳したあと、会社の冷蔵庫には置きたくない(ので他に冷やす手段が必要)
でした。
なので、それに対しては、
①→清潔に搾乳し保存できること
→冷凍した後に溶けてしまうと逆に使えなくなるので、冷凍して持って帰るのではなく、冷蔵の状態をキープして帰宅後に冷凍すること
②→冷蔵庫でなくても数時間しっかり保冷できること
が必須で、そのための策を考えました。
いつ・どこで・どうやって…?
【いつ】
結論から言えば、私の場合はお昼前後の時間に1回だけ。
娘も9ヶ月で、母乳以外のご飯もよく食べていたしで、朝と帰宅後の授乳の間、日中は1回の搾乳でなんとかなりました。
時間的にも、一定時間席を外しても不自然じゃないお昼の時間帯に15分くらい、しれっと行ってしれーっと帰ってくる、で乗り切れました。
【どこで】
こればっかりはどうにもならず。
結論、トイレです。
トイレで搾乳したものを持って帰るのか!?というのは衛生的にだいぶ懸念でもありましたが、外気?やもろもろに触れずに搾乳できればいいだろうと思ってここは呑み込みました。
【どうやって】
どうがんばってもトイレの個室です。
なので、とにかく余計なものには極力触れずに完結させました。
詳しくは次に説明します。
たどり着いたのがこの一式
で出した答えがこのセット。
久しぶりにそのときの状態を再現してみましたっ
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- 搾乳器 : 私はメデラの手動を使っていましたが、何でも良いと思います)
- 母乳保冷バッグ : 搾乳機にセットしておく
- ビニール袋 : すでにセットしてある①、②を入れておく。終わったらそのまま袋に入れてしまう。
- クーラーボックス : モンベルのクーラーボックス2.5ℓを使ってました。モンベル | オンラインショップ | クーラーボックス 2.5L
- 保冷剤 : ロゴスの超強力なやーつ。これが4のクーラーボックスにぴったりはまります。Amazon CAPTCHA
- マジックペン : 搾乳した量と、保育園に持参するための名前を書く用
- ハンドタオル
- ウェットティッシュ
- これらが入る適当な袋
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これを一式持って、
- まず手を洗う
- 極力手を使わず、トイレ個室に入る。(ひじで鍵閉めたり、など微妙な努力w)
- ハンドタオルを胸の下、ブラの間にはさむ(たれたりするので…)
- 搾乳
- とった量をマジックで書く
- 搾乳器をそのままビニール袋に入れてしまう
- クーラーボックスに入れる
で完了。
ロゴスの保冷剤は、帰ってまた冷凍庫で冷やしておけば、朝持って行ってから夕方帰るまで全く溶けることなく冷え冷えです。
真夏でも、母乳も冷蔵庫に入れているのと同じレベルでちゃんと冷えてました。
で、冷蔵状態のものを、帰宅後に冷凍庫に移して冷凍母乳にしていました。
とりあえず、この方式で取って持ち帰った母乳で、娘も何も問題がなかったので大丈夫だったのでしょう。笑
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復帰したのは娘が9ヶ月のときで、卒乳したのが1歳2ヶ月前でした。
最後は朝晩くらいしか飲んでなかったので、最後の2週間〜1ヶ月くらいは昼間の搾乳の必要がなくなりましたが、それでも4-5ヶ月くらいは搾乳してたことになりますね。
今思うとよくやってたなぁ。笑
でも、授乳って、本当に幸せを感じる瞬間ですよね。
仕事復帰しても授乳を続けたい、という方もたくさんいると思うので、ちょっとでも参考になるといいなーと思います。
復帰しても幸せな授乳タイムを〜〜^ ^
認証保育園から認可保育園への転園
またまただいぶ間が空いての更新となってしまいました。。
ま、それだけ日々充実しているということで… 笑
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さて。
今、まわりでも時期的にホットな話題ですが、我が家にも認可保育園の利用可否の通知が届きました。
今は都内某区の認証保育園の1歳児クラスに通っています。4月から2歳児クラス。今の保育園も2歳児クラスまでありますが、一応今年認可に申し込みました。
結果は第3希望の保育園に内定。
都内の認証保育園だと、2歳児か3歳児までのことも多いと思うので、最初は認証に入れても途中で認可に転園、もしくは幼稚園という選択をすることになると思います。
まさにうちもそうです。
…で、入れることになったらなったで、本当に転園するかどうか悩みはじめました…。
何を悩んでいるかというと、
- 今通っている認証保育園がめちゃくちゃいい
シンプルにこれです。ネットでもいい評判ばかりですが、実際本当にいい保育園で。小規模で地味(失礼)ですが、保育方針、こだわった和食中心の食事、保育士さんたちの対応、どれをとっても安心感があって、娘も私も大好きなので、できることならずっとお世話になりたいくらい。
- 今の保育園が一応2歳児クラスまである
0歳児から2歳児までの園なので、2歳児までしかいられず、いずれにしても来年度には必ず出なければいけない。逆に、かなり少人数ではありますが、2歳児まで残ろうと思えば残れる。
そしてこれに付随する悩みが、
└来年度の認可申し込みに賭けるか
もう1年今の認証にいて、来年また認可に申し込んだらもう少し希望のところに入れるかも、、という淡い期待と、逆にどこにも入れないかもというリスク。
└幼稚園という選択肢も捨てきっていない
働きながら、と考えると保育園よりも大変なことは多そうですが(夏休みとか、お弁当とか、イベントとか…)教育面での魅力もある。
- 決まった認可園が区立なので施設が古い…
実はけっこう気になっているのがこれ。仕方がないとは思いますが… トイレとか、うーん、そうだよねって感じです。
- 厳格な認可のルールに適応できるか
それくらいは適応しろ、と言われそうですが、なんだかんだと認証は融通がきくし、なにかと柔軟だったので、少なからずギャップは感じそうです。
と、まぁ言い出すときりがないですが、大方この悩みで無限ループしております。
ちなみ0歳児のときは、両親フルタイムの基礎点でしたが、希望を書けるマックスの数を全部埋めても、全くどこにも入れませんでした。
納税額の区分では世帯年収が高めに分類されてしまうらしい我が家は、同じ点数での納税額順ではどうにも戦えず。あとどうすりゃいいんだ、と思った記憶があります。
幸いなことに今の認証保育園に決まり、まだ数ヶ月の子供を預けるのにはすばらしい環境で、結果論的にはよかったと思いましたが。
今年は加点もあって認可に入れましたが、入れただけよかったかもしれません。みなさん、保育園事情はなかなか全てが希望通り、なんてことも少ないですよね。
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で、悩みすぎて、いろんなワーママに意見や状況を聞いてみましたが、みんな言うことが見事にバラバラで。
大規模区立は園庭もあるし友達もたくさんできるからいいよね、という話もあれば、カリキュラム重視なら私立がいいよね、もあるし、長期的には結局大差ないから親が楽なのが一番、という意見もあり。
つまり結局、正解はないんだな、と思ったのでした。笑
正解を探すのではなくて、正確にするしかないですよね。
ダメならそのとき軌道修正すればいいしね。
…はい、そろそろ腹くくりますかー。
ワーママの転職、その後
前回記事からすっかり間があいてしまいました、、
10月1日に無事?新しい職場で新しい仕事をスタートさせました。
結論から言えば、
転職してよかったことばかり
です。
今のところ。
ワーママとしての転職、
時短勤務からフルタイム、
職種も変わる(人事から人事コンサル)、
と、懸念になる要素はありましたが、それ以上によかった理由は以下。
- 働き方が柔軟になった
- やりがいのある仕事
- 職場の理解
それぞれ説明しますね。
1. 働き方が柔軟になった
時間場所固定の働き方から、フルフレックス、リモートワークOKになりました。
正直恵まれている環境で、まだまだそういう会社は少ないと思うので、私はある意味ラッキーかもしれません。
でもこれも、転職先を選ぶときに妥協しなかった結果でもあります。
働き方の柔軟度は、ワーママのいろいろな可能性を広げると思います。
おそらく、私を含めて多くのワーママが、ただただ短い時間で働きたい、なんて思っているわけではないと思います。
単純に、保育園のお迎えの時間が決まっているのでとにかくその時間は死守しなければいけないことと、子どもといる時間はちゃんと大事にしたい、ということじゃないかと。
もともと、朝9時ぴったりに席に着いていることに、何の意味があるのか?と思っていたので、働き方の柔軟性はもしかしたらワーママかどうか以前の問題かもしれません。
もし仕事が終わらなければ朝早くや夜に仕事をすることもあるし、アポやミーティングがあればもちろん行きます。
でも、なんで日本人て、台風でも大雪でも這ってでも会社行くの?って。無駄すぎますよね。
ちょっと話がそれましたが、今私がどういう働き方をしているかと言えば…
一応9-18時のフルタイム勤務ではありますが、フルフレックスのリモートOKなので、出社する日は朝は8時半くらいに着くように行き17時過ぎに出る(←保育園の預かり時間の都合上)を基本として、直行直帰はもちろん、アポやMTGがなければ全く出社せずに自宅作業にすることもあります。逆に帰ってから、残務処理することもあります。
必要なとき必要な分働き、移動時間も無駄がないのでかなり働きやすいです。
転職前は一応9-16時の時短にしていましたが、気持ち的にも物理的にも、今の方が格段に良いです。
労働時間の”長さ”の問題じゃないですね。
もちろん、職種や業務内容によっては時間管理型の方がはまる場合もありますが、そうでない場合はもっと柔軟な働き方にした方が生産性が上がることが多いのではと実感しています。
2. やりがいのある仕事
前職では、出産後に復職してからというもの、産休以前に比べて、なかなかチャレンジングな仕事の機会がなくなっていました。
そうなってしまった理由は、
・残業が当たり前の長時間を前提とした働き方
・それを是としているカルチャー
だと思います。
前職は本当に遅くまで残って仕事をしている人が多かった。私も子供が生まれる前は、毎日のようにだいたい22時〜24時くらいまでは仕事してました。
なんなら、妊婦の期間中もずっと。(←本当によろしくないロールモデル)
つまり。
9-16時という労働時間だと、実質、夜中まで残業している人の労働時間のほぼ半分くらいしか働いていないことになるんですよ。
相対的に、絶対的な時間的ディスアドバンテージの状態なんです。
どれだけ効率的に仕事をしても、無駄を削ぎ落としても、倍働く人には敵わないわけですよ。だって、仮に全く同じ能力の人がいたら、倍の時間働けば倍の仕事ができるわけなので。(概念としては)
そうすると、必然的に追加の仕事や新しい仕事は任せられない(と思われる)ので、その時間で終わる仕事、慣れている仕事に終始することになります。
それがカルチャーになっているのか、そういうカルチャーだからそうなるのか。それはニワトリタマゴですが、長時間労働が常態化している会社って少なからず、そういうカルチャーなんだと思います。
カルチャーといえば、フロントのメンバーなんかは、20時くらいに帰ろうもんなら、
「あいつ、達成もしてないのに早く帰る」
とか言われちゃうんですよ。
…いやいや、そもそも、達成と残業ってイコールじゃないし、イコールだったらそれはそれでいろいろ問題だしっていうね。
とにかく、人の能力やキャリアを考えてどんな仕事をさせるかよりも、人をただのコマやピースと捉えるからそうなるんじゃないでしょうかね。
おっとー、会社の悪口になるからこれ以上はやめよう。
とにかく、そんな状態で、時間内で終わる見積もりがたてやすい、それほどチャレンジングでない慣れた仕事を延々とやっている状態でした。
その状態では自分のキャリアやスキルアップにならないと感じていたので、新しいチャレンジができるようになったことはとても大きいですね。久しぶりにちゃんと頭を使っている感覚を味わっています。笑
3. 職場の理解
今の職場は小さい子供を持つワーママ、パパも多く、仕事ではしっかりとパフォーマンスを出すことは前提としながらも、家庭とのバランスを重視しているプロフェッショナルな方ばかりです。
皆そうだからか私の家庭の事情のことを気にしてくれて、むしろかなりびっくりしたのと同時に、逆にとても先進的だなとも思いました。
上記の1、2とも相まってですが、どうしても発生してしまう子供がらみの事情(熱出した、とか学校のイベントが、とか)に必要以上の変な気を使わなくてよくなりました。
私も入社早々に、子供の区の検診があって、平日昼間の日時指定で行かなければならなかったのですが、その日は在宅勤務にして、検診前後の時間は業務に充てられました。(検診で聞いたら、やはり他のお母さんたちは午後休とか、会社休んで来ていたみたいでしたが。)
そこにいちいち申し訳ながらなきゃいけないないこと自体がストレスになると思うので、世の中の会社でまわりからのそんな目がなくなるといいですね…
だってその分はちゃんとどこかで働いているわけだし。
これから、女性はもちろん、様々な事情の人を活用しなければいけなくなるし、ダイバーシティが進んでいけば、これまでのような画一的な働き方からは変わってくるはずだと思います。
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というわけで。
やりがいのある仕事と働きやすさはトレードオフではない
と言いたいです。トレードオフであるべきではない。
ワーママの中には、その両方を取ることは難しいと思っている人もいるかもしれません。が、確実に世の中は、ワーママ含むダイバーシティな社会、組織に向かっているので、ワーママにとってもより良い状態になっていくはずだと思っています。すでに進んでいる人も会社も少なからずあるし。
そしてワーママの環境も、先人達が道を拓いてきてくれたおかげで、数年前よりはよっぽど整っていると思う。
だから、今私たちがしっかり社会や組織に貢献することが大事で、それがこの先の道を拓いていくことになるんだと思います。
私も改めてがんばります。