ワンオペ ワーママ人事のあれやこれや

アラフォーのワーママで人事→今は組織人事コンサルです。国家資格キャリアコンサルタント。平日はほぼ完全ワンオペ。働き方/子育て/ワーママ/キャリア/女性のキャリア/美容健康 などなどについて

雅子さまは、まさに令和を象徴するような女性像

今年は、令和になり、天皇即位の礼があったり、最近も祝賀パレードもあったりで、皇室の話題を見聞きすることが多いですよね。

中でも、雅子さまに改めて注目をされているように思います。

 

私個人的には職業柄もあり、雅子さまのキャリア、というより輝かしいキャリアを断念して皇室入りしたその選択に、とても感心がいきます。

 

雅子さまの世代の女性って、男女雇用機会均等法が施行された頃に社会に出られた、いわゆる「均等法世代」にあたると思います。

私は、2000年代になって社会に出た、いわゆる「育休世代」。完全ではないにしても、上の世代の方々の時代に比べれば格段に、制度も環境も整備されているだろうな、と。

 

「育休世代のジレンマ」(「育休世代」のジレンマ 女性活用はなぜ失敗するのか? (光文社新書) https://www.amazon.co.jp/dp/4334038166/ref=cm_sw_r_cp_api_i_7bnZDbYY183ZJ)という本にもあるように、我々世代では以前よりもいろいろ整っているはずなのに、辞めてしまったり、働いていても働きづらさを感じている。

そして、整ってきた、とも分かっているからこそ、それ以前の均等法世代の方々は、どれだけの苦労や戦いをしてきたのだろうか、と思うと尊敬を超えて畏怖の念さえあります。

 

雅子さまはそんな時代に、キャリア官僚として外務省に入省され、どれほどの期待と志を持っていたのだろうか、と思うと、皇室という選択をするのに、どれほど悩んだのだろうか、よく決断したなと想像しただけで私も胸がいっぱいになります。

外交官を志していたことを思えば、皇室という立場で外交を行うことに意味を見出せたからこそなのだろう、と感じます。

 

もちろん、私の想像の域を超えない話です。

でも、自分もキャリア女性にたくさん関わってきた経験からも、次元は違えど(キャリア官僚から皇室なんて特別すぎる経験の人は当然ひとりもいない、という意味)、キャリアが思い通りにいかなかったときの葛藤を思ってしまうのです。

 

長くご病気をされていたことも、そんなことや、皇室という閉ざされた世界でのご苦労があったのだろうと思います。

 

そんな雅子さまだからこそ、いま多くの女性の共感を集めているのだろうと思います。

私の友人もSNSなどで、雅子さまに共感するような発言をたびたび目にしました。特に、ワーキングマザーや、起業家の女性たちなどから。

まさに、今を象徴するような存在であり、勇気づけられる存在なのだと思いました。

 

 

皇后となられて、海外の来賓の方々とのご対応を見る限り、とてもいきいきしていて、本来のお姿というか、本領を発揮し、やりたかったことができているのかなと思います。

高い教養と、語学力を持つ雅子さまの皇室外交を、一国民として本当に誇らしく感じます。

そして、そんな雅子さまを選んだ天皇陛下(まだ皇太子って言いそうになるけど 笑)は、見る目があり、先見の明もあったのだなと思うのでした。

 

 

令和という時代がすばらしい時代になりますよう…。