ワンオペ ワーママ人事のあれやこれや

アラフォーのワーママで人事→今は組織人事コンサルです。国家資格キャリアコンサルタント。平日はほぼ完全ワンオペ。働き方/子育て/ワーママ/キャリア/女性のキャリア/美容健康 などなどについて

ワーママはやっぱり朝型がいい?

ワーママって朝派が多いですよね。

私の周りだけでしょうか?

朝、子供が起きる前、それも超人たちは3時とか4時とかに起きて、ひと仕事終えてから子供を起こすっていう。

 

あまりにもそんな話をたくさん聞くもんだから、子供が生まれる前は、ママになったらそんな生活ができるようになるんだ…!とひそかに思ってたんですが。

 

言っていいですか?

 

すいません、私、いまだにがぜん夜型です。。

 

思えば、受験のときだって、期末試験のときだって、働き出してからの残業だって、いつだって夜型だったわけで。

早起きがそんなに得意ではない、ということもあるんだけど、どちらかというと後ろの時間が決まっていることにソワソワしちゃって。

◯時までに勉強を終わらせて学校に行かなきゃ行けない、とか思うと、時間が迫ってくると気になって集中力が削がれる気がする… みたいな。

 

結局、人間ってそんなに変わらなくて。笑

 

ママになってからも、朝早く起きて仕事や家事をするにしても、会社に行くまでに家事が終わらなかったらどうしよう、とか思っちゃう。

だから夜に全部済ませて心置きなく寝たい、という派(どんな派よ)です。だから、洗濯も掃除も食器洗いも夜に全部やってから寝ます。

 

そんな話をすると、ママ友たちは、でも寝落ちしちゃうんだよねー、寝落ちしないなんてすごいね、って言うんですが。

違うんです。たしかに、寝落ちはほとんどしたことないけど、寝落ちした後に朝起きてから追われるように残務処理をすることを想像すると、恐ろしくて寝落ちできないだけなんです。

 

 

でも…

きっとそういう制約の中から工夫って生まれるんですよね。ここで言えば、時間がないという制約の中でいかにしてミッションコンプリートするのか。

これって、ほら、イノベーションは制約の中から生まれるっていうアレですよ。

イノベーションを起こすには「制約」が必要である 『イノベーションは日々の仕事のなかに』の著者、パディ・ミラー氏に聞く | DHBRインタビュー|DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー

 

 

ワーママって、生産性が高いってよくいうけど、高くならざるをえない状況だから、磨かれてそうなっていくのよね。

ママになったからって自動的に生産性があがるってわけじゃない。笑

 

つまり、夜に、終わりの時間を決めずにただ終わるまで家事や仕事をするだけだと、結局何かあれば時間を延長する(=自分の睡眠時間を削る)というソリューションに頼ってしまう。

そうすると、制約の中で何かを生み出すということをしなくなってしまうので、イノベーションなんて生まれようがないんです。

 

…全部私のことですけど。笑

 

一口にワーキングマザーといっても、こういうところでビジネスマンとしても差がつくのかも知れないですね。

さて、、何から改善するかなーーー

 

参考までに。ちょっと前の記事ですが、、森本千賀子さん。さすがです。

私も最初はつらかった 朝3時起きママの秘儀 | 家族も仕事も「両方大事」でいいじゃない | 日経DUAL

共働き世帯の子供の習い事問題

うちの娘は今2歳なんですが、2歳児ってのは、まぁ羨ましいくらい可能性のかたまりでしかなくて。

 

何でもすぐに吸収して、昨日出来なかったことがいつの間にか出来るようになっていたり。

何でも次から次へと新しいことをマスターしちゃうもんだから、逆にいったい何に才能や適性があるのか、無限大すぎてわかりません。笑

 

で。

 

この子の才能があること、いや、才能がなかったとしても、この子が興味があることであれば、心ゆくまでやらせてあげたいと思う親心。

 

そのためには、興味の対象を見つけるまで、いろんなことを体験させてあげたいなぁ、と。

運動か、音楽か、アートか。全然違うことか。

もっと言えば、運動系ってひとことで言っても、水泳をやるのと、体操をやるのと、サッカーをやるのと、はたまたバレエをやるのと、なんて、使う筋肉も違えばスタイルも違くて、やってみないと、どれがいいかなんて全然分からないわけ。

 

なので、最初はいろいろ体験させてあげて、その中から続けたいものを続けられるのがいいかなーと思っているんですが。

 

…なかなかないんですよ。

土日に気軽に体験に行ける、子供向けの教室が。

 

あってもだいたい平日なんですよね。

 

平日日中は働いてるので、毎回はさすがに難しい。

子供が興味を持つきっかけすら作るのに苦労する状況で。非常に悩ましいです。

 

ちょっと前の記事にこんなのがありました。

3人に1人が断念… 共働き家庭に広がる子どもの“習い事格差” - FNN.jpプライムオンライン

こちらは、共働きの場合、「送迎」が課題になるという内容ですが。習い事には前向きなのに、すんなりはいかないようですね。

 

もう、共働き夫婦なんて当たり前になってるんだから、それでも利用できるサービスがもっと出てきてくれないかな!

 

仕事復帰後の会社での搾乳事情

私が密かに復帰前に頭を悩ませていた問題が、

会社でどうやって搾乳したらいいのよ!?

ってことです。

 

どこで、どう取って、どう隠して、どう冷やして、どう持って帰ってくるのー???とナゾだらけでした。

 

私も復帰前はいろんな方のブログを読ませていただきました。オフィス環境などによっても違うと思いますが、同じようにできそうなことをちょっとずつ参考にさせてもらい、取り入れさせてもらって乗り切りました。

それでもやっぱりそういう情報ってけっこう少なかったんですよね。

 

なので、私も誰かの役に立てばと思い、ブログを始めてから書こうと思っていたネタのひとつだったのですが、そうこうしていたらすっかり卒乳してから結構経ってしまいました…。

今のうち、忘れないうちに書き留めておきたいと思います。

 

…と前置きが長くなりました。

 

 

復帰時点の状況について

私が仕事復帰したのは娘が9ヶ月のときでしたが、子供もまだ母乳を飲んでいたし、無理やり断乳という選択はしたくなくて、どうにか続けられないか、と思っていました。

一方で、当時勤めていたのはベンチャー企業で、もちろん搾乳できそうなスペースや余分な会議室なんてなくて、場所も悩ましい状況でした。

 

そんな中での私の搾乳の前提としては、

①通っている保育園が冷凍母乳OKだったので、せっかく取ったものは捨てずに持って帰りたい

②搾乳したあと、会社の冷蔵庫には置きたくない(ので他に冷やす手段が必要)

でした。

 

なので、それに対しては、

①→清潔に搾乳し保存できること

   →冷凍した後に溶けてしまうと逆に使えなくなるので、冷凍して持って帰るのではなく、冷蔵の状態をキープして帰宅後に冷凍すること

②→冷蔵庫でなくても数時間しっかり保冷できること

が必須で、そのための策を考えました。

 

いつ・どこで・どうやって…?

【いつ】

結論から言えば、私の場合はお昼前後の時間に1回だけ。

娘も9ヶ月で、母乳以外のご飯もよく食べていたしで、朝と帰宅後の授乳の間、日中は1回の搾乳でなんとかなりました。

時間的にも、一定時間席を外しても不自然じゃないお昼の時間帯に15分くらい、しれっと行ってしれーっと帰ってくる、で乗り切れました。

 

【どこで】

こればっかりはどうにもならず。

結論、トイレです。

トイレで搾乳したものを持って帰るのか!?というのは衛生的にだいぶ懸念でもありましたが、外気?やもろもろに触れずに搾乳できればいいだろうと思ってここは呑み込みました。

 

【どうやって】

どうがんばってもトイレの個室です。

なので、とにかく余計なものには極力触れずに完結させました。

詳しくは次に説明します。

 

たどり着いたのがこの一式

で出した答えがこのセット。

久しぶりにそのときの状態を再現してみましたっ

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  1. 搾乳器 : 私はメデラの手動を使っていましたが、何でも良いと思います)
  2. 母乳保冷バッグ : 搾乳機にセットしておく
  3. ビニール袋 : すでにセットしてある①、②を入れておく。終わったらそのまま袋に入れてしまう。
  4. クーラーボックス : モンベルのクーラーボックス2.5ℓを使ってました。モンベル | オンラインショップ | クーラーボックス 2.5L
  5. 保冷剤 : ロゴスの超強力なやーつ。これが4のクーラーボックスにぴったりはまります。Amazon CAPTCHA
  6. マジックペン : 搾乳した量と、保育園に持参するための名前を書く用
  7. ハンドタオル
  8. ウェットティッシュ
  9. これらが入る適当な袋

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これを一式持って、

  • まず手を洗う
  • 極力手を使わず、トイレ個室に入る。(ひじで鍵閉めたり、など微妙な努力w)
  • ハンドタオルを胸の下、ブラの間にはさむ(たれたりするので…)
  • 搾乳
  • とった量をマジックで書く
  • 搾乳器をそのままビニール袋に入れてしまう
  • クーラーボックスに入れる

で完了。

 

ロゴスの保冷剤は、帰ってまた冷凍庫で冷やしておけば、朝持って行ってから夕方帰るまで全く溶けることなく冷え冷えです。

真夏でも、母乳も冷蔵庫に入れているのと同じレベルでちゃんと冷えてました。

で、冷蔵状態のものを、帰宅後に冷凍庫に移して冷凍母乳にしていました。

 

とりあえず、この方式で取って持ち帰った母乳で、娘も何も問題がなかったので大丈夫だったのでしょう。笑

 

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復帰したのは娘が9ヶ月のときで、卒乳したのが1歳2ヶ月前でした。

最後は朝晩くらいしか飲んでなかったので、最後の2週間〜1ヶ月くらいは昼間の搾乳の必要がなくなりましたが、それでも4-5ヶ月くらいは搾乳してたことになりますね。

今思うとよくやってたなぁ。笑

 

でも、授乳って、本当に幸せを感じる瞬間ですよね。

仕事復帰しても授乳を続けたい、という方もたくさんいると思うので、ちょっとでも参考になるといいなーと思います。

 

復帰しても幸せな授乳タイムを〜〜^ ^

認証保育園から認可保育園への転園

またまただいぶ間が空いての更新となってしまいました。。

ま、それだけ日々充実しているということで… 笑

 

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さて。

今、まわりでも時期的にホットな話題ですが、我が家にも認可保育園の利用可否の通知が届きました。

今は都内某区の認証保育園の1歳児クラスに通っています。4月から2歳児クラス。今の保育園も2歳児クラスまでありますが、一応今年認可に申し込みました。

結果は第3希望の保育園に内定。

 

都内の認証保育園だと、2歳児か3歳児までのことも多いと思うので、最初は認証に入れても途中で認可に転園、もしくは幼稚園という選択をすることになると思います。

まさにうちもそうです。

 

…で、入れることになったらなったで、本当に転園するかどうか悩みはじめました…。

 

何を悩んでいるかというと、

  • 今通っている認証保育園がめちゃくちゃいい

シンプルにこれです。ネットでもいい評判ばかりですが、実際本当にいい保育園で。小規模で地味(失礼)ですが、保育方針、こだわった和食中心の食事、保育士さんたちの対応、どれをとっても安心感があって、娘も私も大好きなので、できることならずっとお世話になりたいくらい。

  • 今の保育園が一応2歳児クラスまである

0歳児から2歳児までの園なので、2歳児までしかいられず、いずれにしても来年度には必ず出なければいけない。逆に、かなり少人数ではありますが、2歳児まで残ろうと思えば残れる。

そしてこれに付随する悩みが、

  └来年度の認可申し込みに賭けるか

もう1年今の認証にいて、来年また認可に申し込んだらもう少し希望のところに入れるかも、、という淡い期待と、逆にどこにも入れないかもというリスク。

  └幼稚園という選択肢も捨てきっていない

  働きながら、と考えると保育園よりも大変なことは多そうですが(夏休みとか、お弁当とか、イベントとか…)教育面での魅力もある。

  • 決まった認可園が区立なので施設が古い…

実はけっこう気になっているのがこれ。仕方がないとは思いますが… トイレとか、うーん、そうだよねって感じです。

  • 厳格な認可のルールに適応できるか

それくらいは適応しろ、と言われそうですが、なんだかんだと認証は融通がきくし、なにかと柔軟だったので、少なからずギャップは感じそうです。

 

と、まぁ言い出すときりがないですが、大方この悩みで無限ループしております。

 

 

ちなみ0歳児のときは、両親フルタイムの基礎点でしたが、希望を書けるマックスの数を全部埋めても、全くどこにも入れませんでした。

納税額の区分では世帯年収が高めに分類されてしまうらしい我が家は、同じ点数での納税額順ではどうにも戦えず。あとどうすりゃいいんだ、と思った記憶があります。

幸いなことに今の認証保育園に決まり、まだ数ヶ月の子供を預けるのにはすばらしい環境で、結果論的にはよかったと思いましたが。

今年は加点もあって認可に入れましたが、入れただけよかったかもしれません。みなさん、保育園事情はなかなか全てが希望通り、なんてことも少ないですよね。

 

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で、悩みすぎて、いろんなワーママに意見や状況を聞いてみましたが、みんな言うことが見事にバラバラで。

大規模区立は園庭もあるし友達もたくさんできるからいいよね、という話もあれば、カリキュラム重視なら私立がいいよね、もあるし、長期的には結局大差ないから親が楽なのが一番、という意見もあり。

 

つまり結局、正解はないんだな、と思ったのでした。笑

 

正解を探すのではなくて、正確にするしかないですよね。

ダメならそのとき軌道修正すればいいしね。

 

 

…はい、そろそろ腹くくりますかー。

 

 

ワーママの転職、その後

前回記事からすっかり間があいてしまいました、、

 

10月1日に無事?新しい職場で新しい仕事をスタートさせました。

 

結論から言えば、

転職してよかったことばかり

です。

今のところ。

 

ワーママとしての転職、

時短勤務からフルタイム、

職種も変わる(人事から人事コンサル)、

 

と、懸念になる要素はありましたが、それ以上によかった理由は以下。

  1. 働き方が柔軟になった
  2. やりがいのある仕事
  3. 職場の理解

 

それぞれ説明しますね。

 

1. 働き方が柔軟になった

時間場所固定の働き方から、フルフレックス、リモートワークOKになりました。

正直恵まれている環境で、まだまだそういう会社は少ないと思うので、私はある意味ラッキーかもしれません。

でもこれも、転職先を選ぶときに妥協しなかった結果でもあります。

 

働き方の柔軟度は、ワーママのいろいろな可能性を広げると思います。

おそらく、私を含めて多くのワーママが、ただただ短い時間で働きたい、なんて思っているわけではないと思います。

単純に、保育園のお迎えの時間が決まっているのでとにかくその時間は死守しなければいけないことと、子どもといる時間はちゃんと大事にしたい、ということじゃないかと。

 

もともと、朝9時ぴったりに席に着いていることに、何の意味があるのか?と思っていたので、働き方の柔軟性はもしかしたらワーママかどうか以前の問題かもしれません。

もし仕事が終わらなければ朝早くや夜に仕事をすることもあるし、アポやミーティングがあればもちろん行きます。

でも、なんで日本人て、台風でも大雪でも這ってでも会社行くの?って。無駄すぎますよね。

 

ちょっと話がそれましたが、今私がどういう働き方をしているかと言えば…

一応9-18時のフルタイム勤務ではありますが、フルフレックスのリモートOKなので、出社する日は朝は8時半くらいに着くように行き17時過ぎに出る(←保育園の預かり時間の都合上)を基本として、直行直帰はもちろん、アポやMTGがなければ全く出社せずに自宅作業にすることもあります。逆に帰ってから、残務処理することもあります。

必要なとき必要な分働き、移動時間も無駄がないのでかなり働きやすいです。

 

転職前は一応9-16時の時短にしていましたが、気持ち的にも物理的にも、今の方が格段に良いです。

労働時間の”長さ”の問題じゃないですね。

 

もちろん、職種や業務内容によっては時間管理型の方がはまる場合もありますが、そうでない場合はもっと柔軟な働き方にした方が生産性が上がることが多いのではと実感しています。

 

 

2. やりがいのある仕事

前職では、出産後に復職してからというもの、産休以前に比べて、なかなかチャレンジングな仕事の機会がなくなっていました。

 

そうなってしまった理由は、

・残業が当たり前の長時間を前提とした働き方

・それを是としているカルチャー

だと思います。

 

前職は本当に遅くまで残って仕事をしている人が多かった。私も子供が生まれる前は、毎日のようにだいたい22時〜24時くらいまでは仕事してました。

なんなら、妊婦の期間中もずっと。(←本当によろしくないロールモデル)

 

つまり。

9-16時という労働時間だと、実質、夜中まで残業している人の労働時間のほぼ半分くらいしか働いていないことになるんですよ。

相対的に、絶対的な時間的ディスアドバンテージの状態なんです。

 

どれだけ効率的に仕事をしても、無駄を削ぎ落としても、倍働く人には敵わないわけですよ。だって、仮に全く同じ能力の人がいたら、倍の時間働けば倍の仕事ができるわけなので。(概念としては)

 

そうすると、必然的に追加の仕事や新しい仕事は任せられない(と思われる)ので、その時間で終わる仕事、慣れている仕事に終始することになります。

 

それがカルチャーになっているのか、そういうカルチャーだからそうなるのか。それはニワトリタマゴですが、長時間労働が常態化している会社って少なからず、そういうカルチャーなんだと思います。

 

カルチャーといえば、フロントのメンバーなんかは、20時くらいに帰ろうもんなら、

「あいつ、達成もしてないのに早く帰る」

とか言われちゃうんですよ。

…いやいや、そもそも、達成と残業ってイコールじゃないし、イコールだったらそれはそれでいろいろ問題だしっていうね。

 

とにかく、人の能力やキャリアを考えてどんな仕事をさせるかよりも、人をただのコマやピースと捉えるからそうなるんじゃないでしょうかね。

おっとー、会社の悪口になるからこれ以上はやめよう。

 

とにかく、そんな状態で、時間内で終わる見積もりがたてやすい、それほどチャレンジングでない慣れた仕事を延々とやっている状態でした。

その状態では自分のキャリアやスキルアップにならないと感じていたので、新しいチャレンジができるようになったことはとても大きいですね。久しぶりにちゃんと頭を使っている感覚を味わっています。笑

 

3. 職場の理解

今の職場は小さい子供を持つワーママ、パパも多く、仕事ではしっかりとパフォーマンスを出すことは前提としながらも、家庭とのバランスを重視しているプロフェッショナルな方ばかりです。

 

皆そうだからか私の家庭の事情のことを気にしてくれて、むしろかなりびっくりしたのと同時に、逆にとても先進的だなとも思いました。

 

上記の1、2とも相まってですが、どうしても発生してしまう子供がらみの事情(熱出した、とか学校のイベントが、とか)に必要以上の変な気を使わなくてよくなりました。

私も入社早々に、子供の区の検診があって、平日昼間の日時指定で行かなければならなかったのですが、その日は在宅勤務にして、検診前後の時間は業務に充てられました。(検診で聞いたら、やはり他のお母さんたちは午後休とか、会社休んで来ていたみたいでしたが。)

 

そこにいちいち申し訳ながらなきゃいけないないこと自体がストレスになると思うので、世の中の会社でまわりからのそんな目がなくなるといいですね…

だってその分はちゃんとどこかで働いているわけだし。

 

これから、女性はもちろん、様々な事情の人を活用しなければいけなくなるし、ダイバーシティが進んでいけば、これまでのような画一的な働き方からは変わってくるはずだと思います。

 

 

 

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というわけで。

やりがいのある仕事と働きやすさはトレードオフではない

と言いたいです。トレードオフであるべきではない。

 

ワーママの中には、その両方を取ることは難しいと思っている人もいるかもしれません。が、確実に世の中は、ワーママ含むダイバーシティな社会、組織に向かっているので、ワーママにとってもより良い状態になっていくはずだと思っています。すでに進んでいる人も会社も少なからずあるし。

 

そしてワーママの環境も、先人達が道を拓いてきてくれたおかげで、数年前よりはよっぽど整っていると思う。

だから、今私たちがしっかり社会や組織に貢献することが大事で、それがこの先の道を拓いていくことになるんだと思います。

 

私も改めてがんばります。

 

 

地域の見守りってあるよね、というお話

子供が生まれてから、地域の繋がりを実感することがとても多くなったなと感じています。

 

よくテレビなどでも、子供が犯罪などに巻き込まれると、地域のコミュニティが希薄になっているとか、地域ぐるみで見守りを… など、地域の重要性を話されるというコメンテーターの方も見ていましたが、これまではあまり実感がなかったんですよね。

私自身も東京生まれ東京育ちだし、これまでそれほど地域密着な感覚も持っておらずだったし。

 

でも、最近はめっきりご近所のお付き合い、顔見知りも増えてきて、ありがたいなと感じています。

 

 

結婚したタイミングで5,6年前に今の家に引っ越してきたのですが、今のエリアには以前住んでいたこともあったので、エリアとしては馴染みもあるところでした。とはいえ、大人になってから住みはじめたので、特に地元に知り合いや友達がいたわけではなく、近所で知り合いに会うなんてことはほとんどなく。

 

それが変わったのは、まず子供が生まれてから。

区が主催するママの集いや、近くの児童館などで顔なじみのママ&子供たちができ、近所を歩いていても「あ、こんにちは〜」とあいさつする程度の方がたくさんできました。

ま、これは序の口でしたね。

 

 

さらに変わったのは保育園に通い始めてから。

もっと言えば、子供が歩く・しゃべるようになってからですね。

 

家から保育園までは、大人の足で歩いて8分くらい。子供(現在1歳11ヶ月)と一緒に歩いたら30-40分くらいかかります。

なにしろ石ころ、ねこじゃらし、だんごむしを探して歩いたり、塀や電柱でかくれんぼしたりするので、まぁ、そうそうはたどり着きません。

ただ、こうやって道草しながら歩いていると、いろんな方が声をかけてくださるんですよね。

 

マンションのコンシェルジュのお姉さんへのあいさつから始まり、保育園に行くまでには、

・居酒屋の女将さん

 →保育園帰りに会うと「おかえり〜!待ってたよ〜!」と言って必ずお菓子をくれる

・お肉屋さん

 →ご家族を中心に営んでいるのか、おばあちゃんから息子、孫?まで絡んでくれる

・スーパー(こちらもご家族で経営されているような個人店)

 →保育園帰りによく寄っている、娘がどこの保育園に通っていて・誰と友達で、みたいなことまで知ってくれている

電気屋さん(大型の電気屋ではなく、町の電気屋さん)

 →店頭に飾ってあるグッズが気になって触ってたら、朝会えばあいさつしてくれる

・カレー屋さん

 →インド?出身の経営者の方が、名前をよんでかわいがってくれる

 

などなど、お店の方々も知ってくれています。

 

 

さらには、上記のお店の方以外でも、地域の方がたくさん話しかけてくれます。

 ・台風のあとに、ある家の軒先にまだ青い柿が落ちていたのが気になって拾っていたら、その家主の方が柿の説明をしてくれたり

・ここしばらく工事中の家の、工事現場の方が子供ににこにこ話しかけてくれたり

・何度かすれ違った自転車の女性が、小さい自転車用ライト(ピカピカが気になる!)をくれたり

 

つい昨日は、通り道の家のおばあちゃん(と言ってよさそうなご年齢の女性)が、娘に

「あなた本当にかわいいねぇぇ、ちょっと待っててね」

なんて言って、家から何かを持ってきたと思ったら、パンやらりんご味のお菓子やらをくれました。ついでに、玄関に置いてあったドラえもんや、風車も持ってっていいわよ、と。

お孫さんが置いていったものなのか、もう何年もそこに置いてあったようで、風車を回そうと息を吹きかけたら、埃が大量に飛ぶ(!)という状態には笑いましたが。

 

とにかく、そんなこんなで、たくさんの方にかわいがっていただいています。

 

 

そうやって存在や名前を知っていただいている方が周りにいることで、もし子供が大きくなって危ない目にあいそうになったり、何かあれば、おそらく目をかけてくれたり、フォローしてくれることもあるんじゃないか、と感じています。

もちろん、見てもらうだけではなくて、私も知っている子を気にかけてあげたりもあると思います。

 

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最初の話に戻りますが、テレビでのコメンテーターの方の、昔はご近所の目があったからウンヌンなんて話に、なんて昭和な話を持ち出してるんだ、なんて思ったりもしましたが、今は、あ、こういうことね、と、とても納得しています。

 

かといって、コミュニティをつくろう!とか、地域の共同体で守ろう!みたいなことでもなくて、作ろうと思ってできるものではないことも感じていますが、自分と子供のまわりに出来つつある、良い意味での"ゆるい"コミュニティ、付き合いを大事にしたいなと思う今日このごろです。

ワーママにとっての業務量の臨界点

先日、あるワーママとランチをしながら話をしていて、改めて思ったことがありました。

 

ワーママにとって、ある一定の業務量を超えると崩壊する、という閾値というか臨界点みたいなものがあるな、と。

 

ちなみにその方は、よく表彰もされるような非常に優秀な方で、直近は人材業界で営業をされている方です。

20代前半で出産を経験されていて、現在は30代前半になっているので、もうワーママ歴も私よりも断然長く10年くらいになると思います。しかもシングルマザー。なので、それこそ、20代で社会人経験もさほどない頃からかなりの努力と試行錯誤を繰り返して、ビジネスマンとしてもハイパフォーマーになったような百戦錬磨の方です。

 

私が、今の会社でもすごい実績だしてるみたいだね!と言ったら、その方からこう返ってきたんです。

「会社の方針が変わって業務量がすごい増えてから、目標達成するのも諦めた」

 

・・・!!!!!

うっそ!まじか!

 

こんな優秀な人でも諦めてしまうことってあるんだ、と。

私が知っている彼女、一緒に働いていたときの彼女は、定時の18時ぴったりで帰っていても、絶対に仕事を諦めてたこともないし、他の人以上の成果もしっかり出していたんです。成果へのこだわりはすごく強くて、帰宅前の数時間の集中力なんかものすごかった。仕事に手を抜いているところなんか見たことがない。

(しかもシングルマザーでもあったので、退社してからさらに副業とかするような、パワーもエネルギーもあるような方です)

 

そんな彼女が「達成を諦めた」って言ったんです。

 

で、思いました。

何かを諦めざるを得ない、臨界点があるんだな、と。

 

 

思えば、私の周りの死ぬほど優秀なワーママでも、仕事と子育てを両立するために「諦める」という言葉が適切でもないですが、「取捨選択」しているんですよね。

 

パッと思いつく方でも、例えば、

MBBの戦略コンサルでゴリゴリのコンサルタントだった女性が、出産後コンサルタントとして復帰したものの、このままではあなたが崩壊すると上司にも言われて、社内でコンサルタントではないポジションに変更したり

あるテレビ局で深夜まで働いていたような女性が、子どもの様子が変わったことを機に管理系ポジションに自ら異動して10-17時の時短で働いていたり

一般的にはバリバリに見えて、仕事もこなしてきたような女性でも、(恐らく仕事だけを考えれば不本意な)選択をした方を知っています。

 

もちろん、この方々を例に出したのは、バリバリゴリゴリの働き方を推したいわけではなく、そんな人たちですらそうなんだ、ということを言いたかったわけです。

 

そう、ハイパー優秀な人でも、無理なものは無理なんですよ。いや、仮に仕事がなんとかなったとしても、家庭が崩壊するか、子どもの情緒がおかしくなるか、自分が体を壊すか、とにかく必ずどこかに歪みは出ます。

だって時間って限られているから。

 

いくら実家を巻き込もうと、家事をアウトソースしようと、子どもって生身の人間だし、影響がないことなんてないんです。

 

 

がんばれるか、諦めるか、業務の絶対量ってあるんだと思うんですよね。

仕事の目標設計にも通づるな思いました。

ちょっとストレッチすれば達成できるくらいの目標なら、人ってがんばれるんです。でも、もう、こりゃ全然無理だわっていうくらいの高すぎる目標だと、がんばれなくなっちゃうんですよね。

これって会社の(特に営業の)目標設計のポイントだったりもして、高すぎず低すぎず、ギリギリがんばれるくらいの目標にするのが成果につながるのと同じです。

 

 

ワーママにとって、じゃあどのくらいの業務量なら大丈夫なのかは、人それぞれだと思います。

だんなさんがどれくらい協力的なのか、子どもは1人なのか複数なのか、実家は近いのか、通勤時間はどれくらいかかるのか。

たくさんの係数がかかるので、仮に同じ能力の人がいても、どこまでの業務量なら対応できるのかは違うと思います。

 

ただ、そんな諸々の条件の中で、それぞれの「限界を超えるポイント」があるんだと思います。

 

 

そして、その限界を超えている状態は、誰にとってもいいことはない。

ワーママ個人にとってももちろんハッピーなことではないし、会社にとっても何もいいことはない。

だって、あんなに頑張って、成果も出してきた人でも、成果を出すことを辞めちゃうんですよ。それって会社にとって損失でしかない。

 

個人的には、そもそも、残業を前提としている働き方がおかしいと思っているんですけどね。

だって、みんなが定時で帰れるような業務設計であれば、あれほどの優秀な人たちが、少なくとも「諦める」ことはしないと思うので。

これについてはまたゆっくり書きたいと思いますが、長時間労働が諸悪の根源なんじゃないかって思ったりします。

 

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ってことで。こういうところもだよね、働き方改革